2024年4月下旬に妊娠が発覚しました。
産前休業は取得せず、有休休暇を使って出産予定日2ヵ月前から休職に入った私の行動をシェアします。
長文になりますが、参考になれば幸いです。
妊娠発覚!
2024年の4月末に、妊娠検査薬で妊娠発覚。どうしたら良いのか分からなかった私は、すぐに産婦人科に直行し、検査を受けました。
結果、子宮の中に豆粒のような黒い丸が。これが赤ちゃんだと説明を受けました。
ついに私も妊娠か。(笑)
上司にすぐに報告する
まだ安定期でもないし、報告してもいいのかな?
つわりはすぐに始まる(妊娠6週)
妊娠が分かったとき、私はまだ妊娠6週目でした。
その後、すぐに体調が悪くなってしまい、いわゆる「つわり」が始まりました。
とにかく胃がムカムカする。何か食べていないと気持ちが悪い。食べたら吐いてしまう。
気持ちが悪くて寝れない。オレンジジュースと冷やし中華とパスタが生命線。
といった具合に、世の中の妊婦さんが経験するつわりが、私にも例外なく押し寄せて来ました。
この時の私はネット検索魔と化し、心拍確認までは流産してしまう可能性が高いことも何となく理解していて、体調不良と不安で史上最悪のコンディションでした。
仕事は通常運転
史上最悪のコンディションですが、正社員としてバリバリに働いていた私。
つわりがひどくても、心拍確認ができない日が続いても、通常どおりタスクは山のようにある状態でした。
幸い、私はフルリモートの仕事だったので、合間を見て横になったり、適度に休息を取っていましたが、タスクの量が減るわけではないので、深夜まで仕事に追われる日もあり、心も体もボロボロになりかけていました。
上司に現状報告(妊娠7週)
こんな状態では仕事もままならないと思い、心拍の確認ができる前ですが、上司に妊娠の発覚と、つわりの症状が出てきていることを報告しました。
そして、同時に以下の4つを伝えました。
- 出張をしばらく控えたいこと
- 検査のために病院に行く回数が増えること
- つわりのため急にお休みをいただくことがあること
- まだ母子手帳が貰えていないこと
上司からは祝福の言葉と、心拍確認ができるまでは不安なこともあると思うので、無理しないように。という暖かいメッセージをいただきました。
そして、伝えた点はすべて了承してくれました。
上司が女性だったということもありますが、心配ごとが多い時期だったので、少し報告が早いと思いつつも、伝えてよかったと本当に思った瞬間でした。
妊娠発覚から1週間後(妊娠7週)の報告でした。
心拍が確認できたら母子手帳が貰える(妊娠8週)
その1週間後(妊娠8週)で無事に心拍確認ができ、医者から出産予定日を教えてもらい、市役所で母子手帳を発行してもらいました。
心拍確認できたときは、涙が出てきました
いつから休むのかを決める
母子手帳も貰ったし、産休について調べてみようかな
産前休業が始まる日にちを確認
産休は、出産の準備や産後の育児を目的として、女性労働者が休業できる制度です。正式名称は産前産後休業といい、産前休業は出産予定日を含む6週間、産後休業は8週間を上限に取得することができます。
出産予定日ごとにいつからいつまで産前産後休業に該当するのかは、以下の早見表が便利です。
産前産後期間一覧表(全国健康保険協会)
産前産後休業中は、会社から給料は貰えず、社会保険(協会けんぽ等)から給付金が貰えます。
貰える金額は、給料の67%程度となります。
出産手当金について(全国健康保険協会)
産前休業の取得はマストではない
産前産後休業は女性労働者が休業できる制度ですが、産前休業は女性労働者の任意、産後休業は会社の義務となっています。
産前休業については労働基準法1に「出産する予定の女性が休業を請求した場合においては、その者を就業させてはならない」と記載されていおり、労働者が休業を請求した場合に取得することができます。反対に産後休業は、労働者の希望に関係なく会社が女性労働者に取得させる義務となっており、「産後8週間は就業させてはいけない」と決まっています。(本人が望み、医師が許可する場合に限り、産後6週間以降の仕事復帰も可能)
産前休業の期間に有休休暇を使うことができる!
産前休業は任意だし、その期間は有休休暇を使えば100%給料もらえるんじゃない?
先ほども記載しましたが、産前産後休業中の給付金は、給料の67%程度しかもらえません。
産後休業は義務なので仕方ないですが、有給休暇がある人は、産前休業を使うより有給休暇を取得した方が貰えるお金が多いです。
加えて、有休休暇中はボーナス算定にも反映されるため、ボーナスも貰えます。
また、産前産後休業、その後育児休業となると、1年間は会社を休職する方が多いと思います。
その間に有給休暇の取得期限が過ぎてしまう可能性もあります。年度末に権利が消滅してしまう日数分は絶対に取得しておくべきです。
私が選んだ方法<産前休業は申請せず有給休暇で対応>
里帰り出産を予定しているし、早めに休みたい!そしてお金も欲しい!
私は里帰り出産をする予定で、実家までの移動には新幹線と飛行機を使用する必要がありました。
労働基準法で定められている産前休業は6週間前からなので、ほぼ臨月の状態。
こんな状態で新幹線と飛行機で長距離移動をしたくなかったのと、有休休暇と特別休暇(会社の休暇制度)が沢山あったので、産前休業は申請せずに、有給休暇等を使用して出産予定日の約2ヵ月前から産休に入ることに決めました。
上司に産休の意思を伝える
産休開始の希望日が決まったら、すぐに上司に報告するべき。
とにかく早くに伝えることが大事(妊娠10週)
自分の中で2ヵ月前から産休に入ろうと決めましたが、自分の部署で2ヵ月前から産休に入っている方は見たことがありませんでした。とてもストイックな会社で、出産前日まで働いている人がいるくらいでした。(笑)
ですが、自分は自分。他人は他人です。
私は、会社のためにギリギリまで働くより、子供の安全と、自分の心身の安定を望みました。
自分の意思を明確に伝えることは、どんな時でも大事なことです。
産休に入る日にちを決めたら、すぐに上司に伝えました。妊娠10週目の時でした。
まだ安定期といわれる時期でもなければ、つわりもある時期でしたが、すぐに行動に移しました。
早く伝えるメリット
なぜこんなにも早く会社(上司)に意思を伝えようと思ったのか。
これは、早ければ早いほど、自分にも会社にもメリットしかないからです。
- <会社>まだ時間があるため、後任のアサインが検討しやすい
- <会社>引継ぎがしやすい
- <自分>手続きにバタバタしない
- <自分>焦りや不安が解消される
産休の意思を伝えるのが遅くなれば遅くなるほど、上記の観点においてデメリットが発生してしまいます。会社のためにも、産休の意思はすぐに伝えておくべきです。
言ったもん勝ちです。(笑)
プロジェクトチームへ報告
自分の担当プロジェクトのメンバーにも早く伝える(妊娠10週)
会社では、自分の担当しているプロジェクトチームがあり、そのメンバーにも上司への報告の後、安定期に入る前に、妊娠の報告と産休開始時期を報告しました。
先ほどのメリットと同様ですが、メンバーにも早く伝えることで、産休までの予定が双方立てやすくなります。
同僚へ報告
同僚への報告は安定期に入ってからでOK(妊娠16週)
自分の業務に直接関与しない同僚に関しては、私は安定期に突入してから報告をしました。
理由は、流産の可能性もあるため、万が一のことも考えて、早期に報告することによって生じる可能性のある気まずさ等を考慮したかったからです。
引継ぎの実施
引継書の作成と引継ぎ実施(妊娠20週~30週)
早めに産休に入る日にちを決めてしまえば、それまでにやっておくべきことが明確になります。
後任の人に迷惑をかけないためにも、できるところまではやっておきます。
- 産休開始日までのタスクを洗い出す
- いつまでにそれを実施するかを決める
- スケジュール上不可能な事項は引継ぐ
- 自分がいなくなった後のプロジェクトチームの役割分担を考える
上記事項をあらかじめ考え、実行に移しました。
そして上記内容は引継書としてまとめ、プロジェクトメンバーや後任の方にシェア。
自分はいずれいなくなる身なので、小さなことでもシェアしながら進めていきました。
早めに産休の日にちを決め、メンバーにも報告しておくことで、急な対応に追われることなく、スムーズに産休の日を迎えることができました。
会社への感謝を忘れない
最終出勤日には感謝の気持ちを忘れず伝えましょう!
感謝の気持ちをメールで伝える(妊娠30週)
沢山の人に迷惑をかけながらも、無事に妊娠30週を迎えた私は、気づいたら最終出勤日となっていました。
お世話になった上司やプロジェクトメンバー、同僚等、様々な方々に対し、メールであいさつ文を送りました。
- 復帰がいつになるか
- 産休育休中の連絡先
- 感謝の気持ちを目一杯綴る
上記を意識してメールを送信しました。
お世話になった人への挨拶周り(妊娠30週)
そして、幸運にも最終出勤日に会社で出会うことができた人たちや、送別会を開いてくれる場合には、挨拶周りとお礼の品(お菓子など)を送りましょう!
お礼の品は、私は長岡市のお菓子(岩塚製菓)にしたのですが、過去の先輩などは入浴剤を渡されていました。気持ちがこもっていれば、どんなものでもよいと思います。
有休を使って早めに産休に入るためにやっておきたいこと<まとめ>
何事も早く動くことが大事だと痛感しました。
いかがでしたでしょうか。この記事では安心して産休に入るためにやっておきたいことを私自身の実体験に基づいてシェアさせていただきました。
- 妊娠が発覚したらすぐに上司に伝えること
- いつから産休に入るのかを明確にすること
- 産休の取得方法を考えること
- 産休の日付が決まったらすぐに意思を伝えること
妊娠・出産は、正社員として働く以上、絶対に迷惑をかけてしまうものです。
少しでも迷惑をかけずに、自分も安心して産休を迎えるために、早めに報告することが重要になります。
みなさんも、幸せなマタニティライフをお過ごしください!
コメント