【独学OK】産休・育休中の資格取得ならFP3級がオススメ(勉強方法/期間1ヶ月)

資格試験

FP(ファイナンシャルプランナー)技能検定をご存じでしょうか?
税金や社会保険・年金、生命保険や損害保険、不動産に遺産相続・・・
自分たちにとって身近で必須の事柄ばかりですが、意外と理解できていないことって多くないですか?FP技能検定は、このような身近なお金の知識を向上させてくれるもので、ママやプレママにピッタリの資格です。

本日は、私が産休中(産前です)に1ヶ月間の独学で合格した「3級FP技能検定」の実際の勉強方法についてまとめたいと思います。

FP(ファイナンシャルプランナー)とは?就職に有利になるの?

そもそもFPってどんな人達のことなのか。日本FP協会のHPには、以下のとおり記載がありました。

FP(ファイナンシャル・プランナー)とは、人生を豊かにする、家計のホームドクター®です。FPは、家計に関わる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識を備え、一人ひとりの将来の夢がかなうように一緒に考え、サポートする専門家です。※「家計のホームドクター®」はNPO法人日本FP協会の登録商標です。

https://www.jafp.or.jp/aim/

FPは家計管理の専門家といった感じでしょうか。
FP技能検定を取得して、個人事業主で働かれている方も多くいらっしゃいますよね。

ただ、このように定義はされていますが、個人的には、就職に有利になるという側面よりも、FP技能検定の内容を勉強することによって、自分自身のお金に関する知識向上を図る側面の方が大きいと思っています。(実際、FP3級は就職に有利になる資格ではないと思います。)

「周りの人が言っていたからこの保険を契約した」「なんとなく良さそうだったから、意味は理解していないけど生命保険を契約した」「会社が年末調整してくれるから確定申告なんて必要ない」等、人の意見を鵜呑みにしていませんか?

正しい知識を身に着けて、自分の意思で良し悪しが判断できるようになることが、生活豊かにするとても重要だと思っています!

産休・育休中に独学でFPを取るなら何級がオススメ?FP3級の合格率は?

先ほどお伝えしたとおりですが、FPの知識は自分の生活を豊かにする上で必須の知識だと思います。(義務教育にして欲しいレベルです)

これからママになる方にとって、知っていると役に立つことばかりなので、産休中・育休中にとってもオススメの資格なんです!
(産休中や育休中にもらえるお金の話、生まれた子供を税金上の扶養に入れることによって所得税を減らす、将来のためにどんな生命保険があるのか等々、もちろん勉強範囲です)

産休中にFPを取得するなら3級がオススメ

FP技能検定は、1級~3級の試験があります。
1級は上級者向け、2級は中級者、3級は初心者向けといった感じです。
FPとして独立を目指す方、就活のために取得したいという希望がある方は最低でも2級までの取得は必須だと思いますが、自分の知識向上のためであれば、3級の取得で全く問題ないです。

FP技能検定では、以下6つの科目から出題がされます。

  • ライフプランニングと資金計画
  • リスクマネジメント
  • 金融資産運用
  • タックスプランニング
  • 不動産
  • 相続・事業継承

めちゃくちゃ科目が多い印象ですが、3級の内容はそれぞれの科目の基本的な部分になります。
実際、勉強期間は1ヶ月程度で合格できます。

FP3級は、自分のお金・暮らしに関する知識の重要な所だけが学べる資格です。
科目名を見ただけでも「自分にとって大事なことなのに、あまり知らない内容」という感じがしませんか?(笑)

まずは3級を受験してみて、もっと高みを目指したくなったら2級、1級と目指していくのもアリだと思います。

FP3級を合格した後、3週間の独学で簿記3級も合格しました!こちらの学習方法もまとめていますので、興味ある方はこちらもご覧ください!

FP3級の試験概要と合格ライン

FP技能検定の実施機関は2つあり、どちらを申し込んでも大丈夫です。

  • 一般社団法人 金融財政事業研究会(金財)
  • NPO法人 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)

FP3級を取得するには、「学科試験」と「実技試験」の両方に合格する必要があり、2つの実施機関の違いは、「実技試験」の出題内容になります。(学科試験は同じ内容)

そして、実施機関ごとの合格ラインは以下です。

実施機関学科試験実技試験
金財60問(〇×式、三答択一式)
60点満点中36点以上で合格
事例形式5題(三答択一式)
50点満点中30点以上で合格
日本FP協会同上小問形式20問(三答択一式)
100点満点中60点以上で合格
TAC出版『みんなが欲しかった!FPの教科書3級』より抜粋

要するに、学科・実技ともに6割以上で合格となります。

FP3級の合格率

FP3級の合格率の平均は以下のとおりです。

まずは金財の合格率です。

科目合格率
学科50.38%
実技(個人資産相談業務)60.84%
実技(保険顧客資産相談業務)47.12%
TAC出版『みんなが欲しかった!FPの教科書3級』より抜粋

(金財は、実技を2種類から選択できます)

次に日本FP協会の合格率です。

科目合格率
学科83.24%
実技(個人資産相談業務)86.39%
TAC出版『みんなが欲しかった!FPの教科書3級』より抜粋

日本FP協会の合格率が高いです・・・(笑)
理由は、金財は会社で一括申込を行うパターンが多く、日本FP協会は個別受験者が多いということからです。個別受験の方が、しっかり勉強して挑む方が多いですよね。(会社から強制的に受験させられるよりも)

この合格率の違いから、私は日本FP協会で申し込みを行いました。(笑)

FP3級は産休・育休中にいつでも受験可能なCBT方式の試験

そしてFP3級は、全国各地にあるテストセンターに行って通年で受験が可能なんです!(CBT方式)
通年とは、平日でも休日でも、午前でも午後でも、お近くのテストセンターで受験の枠が開いていればいつでも受験ができるということです。

試験日が自分で決められるため、受験がしやすいですよね。
(宅建なんて、1年に1回しかチャンスがない且つ試験日も決められていますから・・・)

【完全独学】FP3級の勉強方法

ここからは、実際私が産休中の1ヶ月、完全に独学でFP3級に合格した勉強方法をまとめたいと思います。

【STEP1】インプット(使用教材:YouTube&市販テキスト)

初学者なので、最初の1週間(7日間)はインプットから始めました。
私が視聴させていただいたYouTubeチャンネルは、『ほんださん/東大式FPチャンネル』です!

上記リンクはFP3級試験の1科目である『ライフプランニングの資金計画』に関するテーマが21つの動画でリスト化されています!このように、全ての科目ごとにほんださんがリスト化してくれていますので、私はこちらの動画で全科目1.5倍速でインプットしました!!

この方の動画には、FP3級用のための対策動画もあるのですが、私は暗記よりも「理解」がしたかったので、「完全講義」の動画を視聴させていただきました。この完全講義シリーズの動画は、FP2級にも対応されており、FP3級を受験する人にとっては覚えなくてよい論点もあるので、市販テキストの範囲と見比べてみて、必要に応じて動画を飛ばしても大丈夫かと思います。

全部で科目は6つありますので、1日科目を視聴します。そうすると、6日で全科目視聴できます。
1つの動画は15分程度で終わりますし、私は1.5倍速で見ていたので、そこまで拘束時間はないのと、講義が結構面白いので楽しく視聴できます♪

1科目の動画をすべて見終わった後に、市販のテキストをサラッと読んで、講義の内容を文字で確認しておきました!

私が実際に購入したテキストは以下ですが、正直どんなテキストでもいいと思います。内容にあまり差は無いと思われます。


ただ、このテキストには、CBT方式の受験の模擬試験も入っている(模擬試験のログインパスワードが記載されている)ので、本番に慣れるという意味でもオススメです!

【STEP2】問題集を解く(使用教材:市販問題集)

インプットが終わったら、アウトプットの時間です。
2週間(14日間)で問題集をとにかく解きました。2週間で4周しました。

私が実際に購入した問題集はこちらです。


復習がしやすいので、テキストと同じものが良いと思います。

具体的な14日間の勉強スケジュールは以下です。

  • 1周目 1日1科目ずつ問題を解く(6日間)
  • 2周目~3周目 1日2科目ずつ問題を解く(3日間×2周=合計6日間)
  • 4周目 1日3科目ずつ問題を解く(2日間)

1周目は正直間違えだらけでした。(笑)
1周目はとにかく解いていき、解説を読み、それでも理解できなければテキストやYouTubeを見て復習をしました。そして2周目以降で内容を覚えているかを確認します。

3周目くらいから結構覚えてきていますので、ボリュームは多いですが時間はかからなくなっていきました。

【STEP3】予想問題を解く(使用教材:問題集)

最後の仕上げに予想問題集を解きました。
本番は6科目がランダムに出題されるため、慣れておく意味でも予想問題は必ずやっておいた方が良いです。

購入した問題集に、予想問題が別冊で付いていたので、そちらに取り組んだのと、CBT方式の模擬試験を行いました。

結構計算問題が出題されるのですが、本番は電卓の持ち込みが禁止されています。CBT方式の模擬試験では、本番同様に画面上の電卓を使った計算も練習できるので、やっておいてよかったです!

不正解だった問題は、テキストで復習を行いました。

後は、問題集や予想問題集で間違えたところを見直して試験本番に挑みました。

FP3級を産休中に独学で受験してみて【感想】

本番当日は、試験終了ボタンを押したらすぐに自分の点数が画面上に出てくるので、合否が分かります。
(実際の合格通知は終了後1ヶ月半後くらいに郵送されますが、点数が記載してある結果レポートはその日に貰えます)

結果は・・・

学科 52/60点
実技 90/100点

おおおお~!合格してる!

勉強頑張って良かったと思えた瞬間でした!

1ヶ月という短期間でしたが、FP3級を勉強して、かなり税金や社会保険、民間の保険に関する知識が身についたと思います。
投資についても勉強できたことで株式にも興味を持ち、NISAだけでなく、社会勉強のために株を買ってみたりしました♪(今は1株から買えたりするので、大金を持っていなくても株主になれます。笑)
また、今年の2月にマンションを購入していたので、不動産に係る税金の部分等はこれから確定申告もあるので、大変参考になりました!
不動産登記に関する部分も、自分の家の登記書類をまじまじと見てみたり・・・
相続の分野で学習した相続税路線価も、自分の家や実家がいくらなのかホームページで実際に見たりしました。

勉強内容をすぐに自分の生活に置き換えることができたので、本当に楽しく勉強できたし、自分のためにもなったなと感じています。

【まとめ】産休・育休中の資格取得ならFP3級がオススメ(独学勉強方法/期間1ヶ月)

今回は、産休・育休中の資格取得のオススメとして、FP3級についてまとめました。
独学での勉強方法や、1ヶ月の期間でどのように勉強を進めていくのか、そしてオススメのYouTubeやテキスト・問題集も掲載しましたので、ぜひ参考にしてみてください!

FP3級は、産休・育休中のプレママ・ママにとってもオススメの資格だと思います!

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